この度、入間の大きい茶問屋の茶匠さんであり、日本茶インストラクターの先輩が、高級ティーバッグを造り新発売、巷でちょっとした話題になっている。
一個換算約80円になるそれは、早速頂いたが、全く高いとは思わない好商品だった。むしろ、今までのよくあるティーバッグ(安かろう、悪かろう)の概念を打ち砕かれ、‛急須推し’の私にとっては、戸惑いすらわいてきた。
「これでよくない?」悪魔の囁き。
最近のマンションをはじめとする住宅事情で、茶殻の捨て方に困る、とか、高齢の方が手先が鈍り、茶葉を量ったり急須を扱うのがしにくくなってきた、などの話は耳にする。
でも、「お茶は茶葉から淹れた方が断然おいしいですよね、だから急須で」と講座で話せば、皆さん重々ご理解頂いていた。今までは。。。
今や紅茶王国イギリスも、80%の方はTB利用だとか。
日本も益々そうなっていっちゃうのかな。。。
いやいや、でもこれはこれ、時間の無い時や急須で淹れるのが苦手な方など利用頂き、私はやっぱり「急須で淹れる」を大切にしていきたい。
だって「急須で淹れる」その一連の流れの中に生まれるものは、かけがいのないものだと思うから。